楽天銀行スーパーローンの審査に通る方法｜審査基準や落ちる際の特徴を解説

楽天銀行スーパーローンの利用を検討中の人の中には、審査に通るためには何をすべきか悩んでいる人もいることでしょう。

楽天銀行スーパーローンの審査は決して甘くありませんが、ポイントを押さえた事前の対策によって、通る可能性は十分あります。

そこで本記事では楽天銀行スーパーローンの審査に通るためのポイントや、審査で落ちる人の特徴を解説します。

楽天銀行スーパーローンはインターネットで申し込めるカードローン

楽天銀行スーパーローンは、ネット銀行の楽天銀行が提供するカードローンです。

基本情報

年齢	満20〜62歳以下
金利	年1.9〜14.5%
限度額	800万円（10万円単位）
借入方法	提携ATMまたは指定口座へ振込
返済方法	指定口座からの自動振替、提携ATM、インターネット

限度額は800万円までですが、専業主婦の場合は50万円までとなります。

保証は原則として楽天銀行が指定する保証会社が行いますが、不要になるケースもあります。

楽天銀行スーパーローンの審査基準｜派遣やアルバイトでも申込可能

楽天銀行スーパーローンは、満20〜62歳以下であれば誰でも申し込みが可能です。

年齢の条件さえ満たしていれば申し込めるため、上記のような非正規雇用者でも利用できます。

ただし、審査では返済能力の有無を厳しくチェックされるため、安定した収入がないと判断された場合は審査には通りません。

他社のカードローンの審査に落ちている場合も申し込みは可能ですが、信用情報に傷がある場合楽天銀行スーパーローンの審査にも通らない可能性が高いです。

そのため、過去にローンや携帯料金等の滞納がないかは必ず確認しましょう。

楽天銀行スーパーローンの審査の流れ

楽天銀行スーパーローンの審査は、1日〜1週間程度かけて次のような流れで進みます。

申し込みはインターネットから24時間可能

楽天銀行スーパーローンの申し込みは、インターネット上から24時間いつでも可能です。

公式サイトの申し込みフォームに一つ一つ入力し、5分〜10分程度で完了します。

楽天銀行の口座を持っている人や楽天会員は以下の情報の入力は省略できます。

そのため、よりスムーズに申し込みができます。

仮審査通過者への在籍確認

在籍確認は非通知・個人名で行われますが、会社名を聞かれた場合は原則として楽天銀行と答えることになっています。

しかし、中には楽天銀行スーパーローンに申し込んだ旨を、周囲に知られたくない人もいるでしょう。

その場合は、申し込み後すぐに楽天銀行へ連絡し、会社名を出して欲しくない旨を伝えることで、楽天銀行の名前を出さずに在籍確認をしてもらえます。

審査結果の連絡と契約内容の確認

審査に落ちた場合はメール、通った場合は電話にて楽天銀行から連絡が来ます。

審査に通った人には、契約確認と必要書類について説明があります。

楽天銀行とは在籍確認と結果連絡で最低でも2回電話があるため、スムーズな契約のためにも、連絡には速やかに応じられるようにしましょう。

証明書類送付アプリから必要書類を提出｜提出後にカードを発行

必要書類は案内の電話が来てから3日以内を目処に、楽天銀行の証明書類送付アプリから提出をします。

郵送での提出も可能ですが、アプリからの提出の方が契約がスムーズに進められます。

必要書類

本人確認書類	下記のうち1点 住民票の写し（原本） 印鑑登録証明書（原本） 下記のうち2点 運転免許証の写し 健康保険証の写し パスポートの写し 住民基本台帳の写し マイナンバーカードの写し 公共料金領収書の写し
収入証明書	源泉徴収票 課税証明書

収入証明書は限度額50万円であれば原則不要ですが、審査結果によっては必要になる場合もあるため、準備しておきましょう。

必要書類を提出したらスーパーローンカードが発行され、インターネットや提携ATM等で融資が受けられるようになります。

楽天銀行スーパーローンの審査期間は最短1日｜数日かかるケースもあり

楽天銀行スーパーローンの審査結果は、最短で翌営業日に通知されます。

ただし、審査に時間がかかったり申し込みが混み合っていたりする場合は、数日〜1週間程度を要する可能性もあります。

楽天銀行に限らず銀行のカードローンは、大手消費者金融のような即日融資ができません。

理由としては2017年に一般社団法人全国銀行協会が実施した「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」により、各銀行が見直しを迫られた点が挙げられます。

以前は審査を保証会社へと丸投げする銀行が多かったのが、この見直しにより2018年からは銀行側でも審査を行うようになりました。

楽天銀行スーパーローンで融資を受けたい場合は、融資が必要になる時期から逆算してゆとりを持って申し込んでください。

楽天銀行スーパーローンの審査期間を短くするための4つの方法

楽天銀行スーパーローンの審査は最短で翌営業日に結果がでますが、長ければ1週間程度かかる可能性もあります。

1日でも早く融資を受けたい場合は、以下のポイントを意識してください。

必要書類は事前に揃えておく｜提出はスマホアプリからも可能

楽天銀行スーパーローンの審査に通過すると、本人確認書類と収入証明書の提出を求められます。

書類の提出が遅くなるとその分だけ手続きが遅れるため、必要書類は事前に準備しておきましょう。

アプリはスマートフォンだけあれば利用できるため、審査期間を短くしたい場合は積極的に活用してください。

楽天銀行からの連絡にはすぐに出られるようにする

楽天銀スーパーローンの審査では、楽天銀行からの電話が在籍確認と契約内容の確認の計2回あります。

審査をスムーズに進めるためにも、審査期間中はすぐに電話が取れるよう意識しましょう。

契約内容の確認は電話に出られないとメールで来る場合もあるため、出来るだけ電話に出られるようにするのはもちろん、メールの有無も小まめにチェックしてください。

申込内容は正確に記入する

楽天銀行スーパーローンの申込内容は、審査を行う上で重要な判断材料です。

申込内容に間違いがあると、修正や確認のために時間がかかります。

申込フォームには以上のような細かい情報を入力する必要があるため、送信する前に間違いがないかを必ず確認してください。

カードローンに申し込む人の中には、審査を有利に進めようと意図的に虚偽の申告をする人もいます。

もし意図せず誤った情報を記入しても、審査する側は意図的かそうでないかの判断ができないため、審査で悪い印象を持たれる可能性が高いです。

入力間違いに気づいた場合は速やかに楽天銀行へ連絡し、間違いを修正してください。

借入希望額を必要最小限にする｜収入に見合った金額に抑える

楽天銀行スーパーローンの審査では、融資後に適切に返済できるかが重視されます。

借入希望額が多ければ多いほど毎月の返済額の負担が重くなり、返済能力を慎重に判断するために審査に時間がかかる可能性が高いです。

一方、借入希望額が少なければ返済額の負担も軽くなり、審査に通る可能性が高くなります。

楽天銀行スーパーローンの審査に落ちやすい人の5つの特徴

楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる人には、以下のような特徴があります。

思い当たる点がある場合は、事前に対策をしてから申し込んでください。

過去5年以内に金融事故を起こし信用情報に傷がある人

過去5年以内に携帯料金の滞納や他社のカードローンの返済遅延などの金融事故を起こすと、楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる可能性が高いです。

などの情報は、「全国銀行個人信用情報センター（KCC）」「株式会社信用情報機構（JICC）」「株式会社シー・アイ・シー（CIC）」 に信用情報として記録されています。

信用情報の保存期間は内容によって異なりますが、5年程度保存されてその後抹消されるのが一般的です。

信用情報は個人でも開示請求ができるため、不安な人はインターネットや郵送にて各機関へ開示請求を行ってください。

日雇いや短期バイトなど安定した収入がない人

安定した収入があるかどうかは、返済能力の有無を判断する上で非常に重要です。

安定した収入は年収だけで判断される訳ではなく、年収以外では一般的に以下の内容から判断されます。

例えば、その年に大きな収入があり年収が高くなったとしても、一時的なものであれば安定した収入とは言えません。

パートやアルバイトも毎月給与が支払われていれば、安定した収入があるとみなされます。

日雇いや短期バイトでも楽天銀行スーパーローンの申し込み自体はできますが、安定した収入と言えないため、審査で落ちる可能性が高いです。

まずは雇用形態に関係なく継続性のある仕事を探し、安定した収入を得られるようにしてください。

在籍確認ができない人

在籍確認は申込時に申告した勤務先に、間違いなく勤務しているかを確認するために行われます。

つまり、在籍確認が取れない場合は虚偽申告と判断され、審査に落ちる可能性が高いです。

もちろん1回電話が取れなかったからといって、すぐに審査に落ちる訳ではありません。

万が一勤務先の誰も電話に出られなかった場合は、時間を置いて再度電話がかかってきます。

そのため基本的に在籍確認ができない人は、勤務先を偽っているか誤った勤務先を伝えている状態です。

他社の借入件数が3件以上ある人｜借入金額の目安は年収の3分の1以内

他社のカードローンの申込履歴や借入情報は信用情報に記録されているため、借入件数が多い人や他社の借入額が大きい人は審査に落ちる可能性があります。

借入件数が多いと審査に落ちやすい理由は、多重債務により返済が滞るリスクがあるからです。

楽天銀行スーパーローンでは、借入件数が3件以上あると審査で落とされる可能性が高くなります。

また、収入に対して借入金額があまりに高い場合や、すでに他社から多額の借入を行っている場合も、返済能力が不足していると判断されて審査に落ちる可能性が高いです。

借入金額の目安は他社からの借入額も含めて年収の3分の1以内のため、借入希望額が高い場合は金額を見直してください。

警察庁の反社会的勢力のデータベースに該当する人

銀行のカードローンの審査では、申込者が反社会的勢力に加担していないかを確認するために、銀行による警察庁のデータベースへの照会が必要です。

照会は銀行が預金保護機構へ申込者の名前や住所などの情報を送り、原則翌営業日に回答が来ます。

データベースに該当していなければ、その時点で照会は完了して次の審査に移ります。

しかし万が一データベースに該当しても同姓同名などの可能性があるため、データベースの照会だけでは全てを判断できません。

そこで申込者の情報がデータベースに該当した場合は、都道府県警察に確認を依頼します。

確認には数日から2週間程度かかり、確認の結果で反社会的勢力の関係者と認められた場合、その時点で審査から落とされます。

楽天銀行スーパーローンの審査に通るための3つのポイント

楽天銀行スーパーローンの審査基準を満たしているからといって、必ずしも審査に通るわけではありません。

楽天銀行スーパーローンの審査に通る確率を上げるためにも、申込前に以下のポイントを確認してください。

申込時は情報を正確に記入する｜虚偽申告は訴えられる可能性あり

楽天銀行スーパーローンに申し込む時は、氏名や住所、年収など全ての情報を正確に記入しましょう。

ふりがなや住所の記入間違いといったうっかりミスであれば、銀行側から確認が入る場合もあります。

上記のような意図的な虚偽申告は、審査時に高確率で発覚し、発覚すると審査には通りません。

仮に虚偽申告で審査に通ったとしても、あとから発覚して強制解約になったり一括返還を求められたりするケースも少なくありません。

あまりに悪質な場合は詐欺罪で訴えられる可能性もあるため、必ず情報は正確かつ正直に記入してください。

他社からの借入件数・借入額を減らす｜専門家への相談もおすすめ

他社からの借入件数が3社以上ある人や、他社からの借入額が大きい人は、楽天銀行スーパーローンの審査に通りづらいです。

そのため楽天銀行スーパーローンの審査を受ける前に、可能な限り返済を進めたり借入件数を進めたりする必要があります。

楽天会員ランクを上げて審査の優遇を受ける

楽天銀行スーパーローンの審査では、楽天会員ランクに応じた優遇があります（※必ずしもすべての楽天会員が審査の優遇を受けられるとは限りません）。

基準は公表されていませんが、非会員よりも会員の方が審査に通りやすくなります。

そのため、非会員の人は会員になりランクを上げてから審査に申し込みましょう。

レギュラーランク	ポイント対象の楽天サービスご利用で、ポイントを獲得
シルバーランク	過去6ヶ月で200ポイント以上、かつ2回以上ポイントを獲得
ゴールドランク	過去6ヶ月で700ポイント以上、かつ7回以上ポイントを獲得
プラチナランク	過去6ヶ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得
ダイヤモンドランク	過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得

引用元：楽天ポイントクラブ公式サイト

なお楽天会員はあくまで審査で優遇されるだけであり、非会員の審査が厳しくなるわけではありません。

楽天銀行スーパーローンの審査に申し込む際の3つの注意点

楽天銀行スーパーローンに申し込む場合は、申し込むタイミングや年齢・借入額の制限に注意してください。

審査が行われるのは平日のみ｜土日祝日の申込は結果連絡に数日かかる

楽天銀行スーパーローンの申込は24時間365日受け付けていますが、審査が行われるのは平日のみです。

審査結果がわかるのは最短で翌営業日で、翌営業日は楽天銀行が営業している平日を指します。

そのため、金土日祝日に申し込んだ場合は、結果の連絡が来るまでに数日かかります。

専業主婦は年齢や借入額に制限がある

専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば、楽天銀行スーパーローンには申し込めます。

ただし専業主婦は借入額の上限や年齢に制限があり、高額の融資は受けられません。

50万円以上の融資は収入証明書の提出が前提となるため、収入がない専業主婦が借りられるのは50万円までです。

また、配偶者に安定した収入があっても、申込者本人の信用情報に傷があれば審査には通りません。

再審査が受けられるのは半年以上経ってから｜再審査には対策してから申し込む

楽天銀行スーパーローンは、一度審査に落ちても再審査が受けられます。

ただし、再審査が受けられるのは審査に落ちてから半年以上経過してからで、すぐに再審査が受けられるわけではありません。

また、再審査を受けても以前審査を受けた時と同じ条件では、また審査に落とされてしまいます。

楽天銀行スーパーローンの審査に通るには返済能力が重要

楽天銀行スーパーローンの審査では、収入や信用情報、他社の借入状況などさまざまな情報から、申込者に返済能力があるのかを判断します。

そのため楽天銀行スーパーローンに申し込む際は、返済能力に不安を持たれないように事前に対策をしましょう。

安定した収入があり、他社からの借入もないのに落ちる場合は、信用情報に傷がある可能性が高いです。

以上のような金融事故を過去5年以内に起こしていた場合は、経済的に信用できないと判断されてしまいます。

信用情報は専門機関により5年程度保管されるため、なぜ落ちるか原因がわからないならば、まずは信用情報の開示請求を行ってください。

信用情報に傷があった場合は記録が抹消されるのを待ち、返済能力に問題がなくなってから楽天銀行スーパーローンに申し込みましょう。

参考オンライン資料

一般財団法人全国銀行協会「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」

金融庁「銀行カードローンの実態調査結果」